格安航空券を重視するポイント
案の定あわてて食べて、途中でベルトをゆるめながら、四苦八苦している者もいる。
チベットは岩塩の産地であるためかどうか知らないが、一般に料理の塩味が強く、しかもバター茶を何杯も飲む。
このバター茶には塩をかなり入れるので、塩分の摂取量が多くなる。
そのうえ標高が高いから、さぞ高血圧の人が多いだろうな、と思う。
だが、中国の科学院の調査やチベット病院の医師の話では、ほとんどの人が正常ということだ。
岩塩と海の塩との違いといわれるが、本当かしら。
体質と環境によるのではないだろうか。
豪勢なチベット料理による大宴会は、ラサ最後の夜にふさわしいもので、みんな大満足だった。
ホテルに戻って、参加しなかった2人のOLの部屋を訪ねると、2人とも休養したためにすっかり回復していた。
機転のきくメンバーがおみやげに持ち帰ったヤク肉の料理やダンゴ、ツァンパなどを食べながら、「これで思い残すことはない」と、大喜びだった。
明朝から、いよいよネパールの首都カトマンズに向かって、中国・ネパール友好道路約1000キロの大走破の旅が始まるのだ。
チベット高原大走破の旅の第1日。
午前9時すぎ、一行は2台のマイクロバスに分乗して出発。
スーツケースなど大きな荷物は同行のトラックに積み込む。
曲水橋を渡り、西へ進路をとると、舗装道路も終わって地道に出る。
砂ぼこりがひどく、マスクが欠かせない。
まもなく急坂のジグザグ道にかかる。
前に車があるときは、追い越して完全に離れるまで砂煙責めだ。
長い坂道を登りつめ、標高4800メートルのカンパ・ラ峠に着いたのは正午すぎ。
峠の頂きには石がうずたかく積まれた仏塔のようなものが建っている。
これはラプッェと呼ばれ、精霊崇拝の原始宗教の遺物だ。
ラプッェから周囲に張りめぐらされたロープには、祈願や経文を書いた色とりどりの旗が華やかにはためいている。
峠の南側の風景は目もさめるほど素晴らしく、カメラの放列だ。
眼下にはトルコ石のような鮮やかなブルーの湖が広がっている。
ラマ教3大聖湖の1つヤムドク湖である。
その西上方には二ンチンカンサン山(7600メートル)が、まっ白いピークをのぞかせている。
車は一気に下って、ヤムドク湖畔の道に出る。
湖に群れるハクチョウ、カモ、ガン、カモメなどの鳥類、湖周辺の牧草地帯に放牧されているヤク、ヒツジ、ウマなどののどかな風景が、車窓を楽しませてくれる。
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